ヤアーリバ朝(Yaruba/Ya'Aruba/Ya'arubi dynasty)とは、1624年から1720年までの間オマーンを支配した王朝で、イマームの称号を保有する君主によって統治されていた。 ヤアーリバ朝はマスカット沿岸部の城砦を占領していたポルトガル勢力を追放し、統一された国家を創建した。ヤアーリバ朝の支配下のオマーンは農業技術が向上と貿易の拡大が進み、オマーン海洋帝国として主要なタラソクラシーの地位を築き上げた。オマーンの軍隊はモザンビーク以北の東アフリカ沿岸部からポルトガルを放逐し、オマーンによってザンジバル、モンバサなどのの各地に設置された植民都市は長期にわたって存続する。1720年から始まるイマームの地位を巡る内訌によってヤアーリバ朝は崩壊した。