ムハンマド・サイード・カーズィム・アッ=サッハーフ(アラビア語: محمد سعيد كاظم الصحاف / Muhammed Said Kazim al-Sahhaf、1940年7月30日 - 2021年3月5日?)は、イラクの政治家、外交官、官僚。アラブ人。シーア派イスラーム教徒。バアス党員。 サッダーム・フセイン時代に外相、情報相などを歴任したほか、国営テレビ局局長も務めた。イラク戦争時、情報相として海外のメディアに対して連日記者会見を開き、イラク発表の公式情報を提供、一躍世界的に知られる存在となった。戦争末期の荒唐無稽な会見内容から、欧米メディアでは「コミカル・アル」、「バグダッド・ボブ」などと呼ばれた。英語では Mohammed Saeed al-Sahhaf(または al-Sahaf)、日本語ではアル・サハフまたはサハフと表記されることが多い。