ミルチャ1世(ルーマニア語: Mircea cel Bătrân、ブルガリア語: Мирчо Стари Mircho Stari、セルビア語: Мирча Стари/Mirča Stari、発音 [ˈmirt͡ʃe̯a t͡ʃel bəˈtrɨn]、? - 1418年1月31日)は、ワラキアの公(在位:1386年9月23日 - 1395年、1397年 - 1418年1月31日)。孫であるワラキア公ミルチャ2世と区別するため、老公の渾名で呼ばれる。 ワラキアと敵対したオスマン帝国の人間やドイツの歴史家ロウンクラヴィウスは、ミルチャを「キリスト教徒の公の中で最も勇敢であり、聡明な人物」と評した。19世紀以降、ルーマニアの歴史家は彼を指して「偉大なるミルチャ(ルーマニア語: Mircea cel Mare)」と呼んだ。