『マルタの鷹』(マルタのたか、The Maltese Falcon)は、20世紀アメリカの作家ダシール・ハメット(1894年 - 1961年)による長編小説。「ブラック・マスク」誌1929年9月号から1930年1月号にかけて連載され、1930年に社から単行本として刊行された。ハードボイルド小説の代表的作品として知られ、3度映画化されている。本作でハメットが創出した主人公のサム・スペードは、のちに数多く書かれることになるハードボイルド探偵のモデルとなった。 1995年にアメリカ探偵作家クラブが発表した「史上最高のミステリー小説100冊」では、総合2位にランクされている。