マラスクス(Marasuchus)は三畳紀中期、ラディニアン(約2億3000年前)に生息した恐竜に似た鳥頸類の属の1つである。化石はアルゼンチンのから発見されている。全長40 cm程の小型の捕食者である。 タイプ種 Lagosuchus lilloensis Romer, 1972(有効名はMarasuchus lilloensis (Romer, 1972))は最初ラゴスクス属の第2の種 Lagosuchus lilloensis として記載された。しかし、1994年、ポール・セレノとAndrea B. Arcucciは研究の結果ラゴスクスの最初の標本(タイプ種)はあまりにも保存状態が悪く、他の種をこの属に含めることは不可能であると結論付けた。そしてL. lilloensis は独自の新属マラスクスに再分類された。