マッパ・ムンディ(ラテン語: Mappa mundi; [ˈmapːa ˈmʊndiː]、または複数形からマッパエムンディ:mappae mundi)は、中世ヨーロッパで製作された世界地図を表す総称。これに当てはまる地図には、簡単な概略のみを指した大きさ1インチ程度のものから、確認された最も巨大なものでは11フィート(3.5メートル)にわたる精巧な壁掛け図までをも含む。マッパ・ムンディの語源は、中世ラテン語の mappa(「布地」または「チャート」の意)と mundi(「世界の」の意)の合成語であり、英語 map の語源でもある。 中世に作成されたマッパ・ムンディのうち約1,100枚が現存している。このうち約900は写本の挿図であり、約200が単体の地図として描かれたものである。