ビトゥルボ(Biturbo )はイタリア の自動車メーカー・ マセラティが1981年から1994年まで製造した乗用車である。「ビトゥルボ」という名前はイタリア語で「ツインターボ」を意味し、そのV6エンジンに石川島播磨重工業(現IHI)製の2つのターボチャージャーが備え付けられていたことに由来する。創業以来スーパーカーメーカーとして知られていたマセラティにとっては初めての量産車で、当初は2ドア4人乗り クーペとして登場したが、後に2座席オープンや4ドアセダンも追加投入された。 ビトゥルボの名が消滅した後も、カリフ・228・レーシング・シャマル・ギブリIIなど、V8エンジンを搭載する大型のクアトロポルテIII(1984年にロイヤルに改名)以外の、1997年までの間に生産された全てのマセラティ車のベースであった。