『ペーザロ家の祭壇画』(ペーザロけのさいだんが、伊: Pala Pesaro、英: Pesaro Altarpiece)あるいは『聖会話とペーザロ家の寄進者たち』は、イタリア、盛期ルネサンスのヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1519年から1526年にかけて制作した絵画である。油彩。ティツィアーノの宗教画を代表する大作の1つで、1518年に一族がヴェネツィアのフランチェスコ会のサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂の礼拝堂を購入したヤコポ・ペーザロ(Jacopo Pesaro)の発注で制作された。構図は極めて独創的であり、その後のヴェネツィアの祭壇画に大きな影響を与えた。礼拝堂に設置された絵画は現在も同じ場所に残されている。