ベントナイト(英: bentonite)は、グループのモンモリロナイトを主成分とする粘土の総称。工業、建設業で幅広く利用される。ベントナイトが最初に発見された場所のひとつはアメリカ合衆国ワイオミング州ロックリバー付近の頁岩層であり、この層は19世紀中頃にフォートベントン (モンタナ州)にちなんでベントンシェールと命名されている。 一般に、膨潤性の粘土鉱物が含有量のいかんに関わらず含まれていればベントナイトと言うことができる。なお、かつては火山灰由来の物に限る、とする考え方もあった。 層状のフィロケイ酸アルミニウムを多く含むため、とイオン交換性が高い。陽イオンとしてアルミニウムのほかにナトリウム、カルシウム、カリウムなどを含むものがあり、これらの陽イオン種によって分類される。火山灰が水による変成作用を受けて生じたものが多い。 日本では、酸性を示すものは酸性白土といい、中性からアルカリ性を示すものを限定してベントナイトと呼ぶことが多い。