ベルラドニキ(ロシア語: Берладники)とは、キエフ・ルーシ期の逃亡者や難民を指す言葉である。様々な社会層の出身者が含まれており、圧迫を逃れ、主としてルーシ南方へ移動した。具体的にはカルパティア山脈とドニエストル川の間、ドナウ川下流、特にモルダヴィア公国(ru)の都市・ベルラド(現在はルーマニア・ヴァスルイ県の市・Bârlad)である。ベルラドニキは12世紀から13世紀にかけての史料上に存在が確認されており、多くの研究者によってブロドニキと関連付けて考察されている。