プレシオジテ(Préciosité)は、17世紀フランス王国の上流社交界に現れた、言語や作法に洗練を求める風潮のこと。1620年頃から1680年頃にかけて出現し、特にサロンにて発展していった。モリエールの戯曲『才女気取り』において攻撃されたように、滑稽な面もあったが、フランス文学や社会に果たした貢献は大きい。