ブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズ国立公園 (Blue and John Crow Mountains National Park) はコーヒーの銘柄ブルーマウンテンで知られるブルー・マウンテン山脈を含むジャマイカの国立公園で、面積は国土の4.5 %にあたる495.2 km2である。生物多様性に特色があり、西半球最大の蝶であるパピリオ・ホメルス (Papilio homerus) の希少な生息地であるとともに、絶滅が危惧されているの生息地、さらには、ジャマイカフチアの保護区でもある。また、その核心部分は逃亡奴隷であるマルーンたちの自由獲得の歴史とも密接に関わることから、2015年にUNESCOの世界遺産リストに複合遺産として加えられた。ジャマイカ初の世界遺産であるとともに、カリブ海島嶼国家では初の複合遺産である。