Fシリーズ(F-Series)は、フォードが1948年から製造・販売するフルサイズピックアップトラック型の自動車。サイズが大きくなるに従って'F'に続く数字が大きくなる。1999年にF-250以上のモデルがスーパーデューティーとして独立したため、それ以降Fシリーズとは主にF-150を指す(英語圏での呼称はエフ・ ワンフィフティ)。メキシコではフォード・ロボ(Ford LOBO スペイン語でオオカミの意)の名前で発売されている。1999年以降のF-250、F-350、F-450、F-550については、フォード・スーパーデューティー(Ford Super Duty)を参照。 2010年5月に1948年の生産開始以来、累計生産台数は3,390万台に到達した。年間販売台数世界一位になることもあり、全自動車部門で28年連続、トラック部門で31年連続で販売台数全米一位を誇る。これらの業績はGMのシボレー・シルバラードなど、ライバル各社が対抗車を投入する中でのものであり、Fシリーズはまさに米国市場におけるフォードの屋台骨と言える。2007年の年間売り上げは、76万台に達しており、まさにアメリカを代表する車、そしてピックアップトラックを代表する車である。アメリカ中西部やアメリカ南部、特にテキサス州での人気が非常に高い。