ファン・デ・フカ(スペイン語: Juan de Fuca)ことイオアンネス・フォカス(ギリシア語: Ιωάννης Φωκάς, Ioánnis Phokás、1536年 - 1602年)は、ギリシアの水先案内人であり、スペイン王フェリペ2世の下で北アメリカ大陸北西岸(現在のカナダ西岸)を探検した。彼は、バンクーバー島(現 カナダ・ブリティッシュコロンビア州)とオリンピック半島(現 アメリカ合衆国ワシントン州)との間のファンデフカ海峡の名前の由来として最もよく知られている。彼自身は、北米大陸の北を迂回して東アジアとヨーロッパを最短距離でつなぐ仮説上の海路「アニアン海峡」を発見したと称しており、後世まで議論を残した。