ビザンツ帝国領クレタ(ビザンツていこくりょうクレタ)では、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の支配下にあった時代のクレタ島の歴史について解説する。 クレタ島は歴史上の2つの期間、ビザンツ帝国の支配下にあった。最初の期間は後期ローマ帝国の拡大(3世紀)から820年代のアンダルシアを追放されたアラブ人によるこの島の征服までの期間。もう1つの期間は961年のビザンツ帝国による再征服から1205年のジェノヴァとヴェネツィアの軍によるこの島の征服までである。なお、一般に日本語においてこの時代のクレタに特定の名称を当てて言及することはなく、本記事名は便宜上のものである。