ビアース(古希: Βίας, Biās)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してビアスとも表記される。 アミュターオーンとペレースの娘エイドメネーの子で、メラムプース、アイオリアー、ペリメーレーと兄弟。ピュロス王ネーレウスの娘ペーローとの間にタラオス、ペリアクレース、ラーオドコス、アレイオス、アルペシボイアを、ティーリュンス王プロイトスの娘リューシッペーとの間にアナクシビアーをもうけた。 ビアースは最初ペーローに恋をしたが、ネーレウスが求婚者たちに難題を課したため、メラムプースの助けを借りてペーローと結婚することができた。その後、メラムプースがアルゴス地方に領地を得たときにビアースも移り住み、その際プロイトスの娘リューシッペーと結婚した。 子供のうちタラオスはアドラーストスの父に、アナクシビアーはペリアースの妻になった。 系図