ヒマンタンドラ科(ヒマンタンドラか)(学名: Himantandraceae)は被子植物のモクレン目に属する科の1つである。常緑性の高木であり、葉など植物体表面に特徴的な楯状の鱗毛をもつ。花は花被を欠くが、らせん状についた多数の(生殖能を欠く雄しべ)が花被のように見える。複数の雌しべが融合し、1個の核果状の果実を形成する。ニューギニア島からオーストラリア北東部に分布する。 ヒマンタンドラ科は、ガルブリミマ属(Galbulimima)のみを含む単型科である。ガルブリミマ属は2–3種に分けることもあるが、2022年現在、ガルブリミマ・ベルグラウェアナ(Galbulimima belgraveana)1種のみを認めることが多い。本種はさまざまなアルカロイドを含み、樹皮や葉が幻覚剤、向精神薬として利用される(→)。