パラマリボ(Paramaribo オランダ語発音: [ˌpaːraˈmaːriboː])は、スリナム共和国の首都である。オランダ領ギアナ時代の名称はフォートゼーランディア(Fort Zeelandia)であった。人口は222,843人である。パラマリボは大西洋からおよそ15kmのスリナム河口に位置する。郊外では石油、ボーキサイト、金、サトウキビ、米、コーヒーが産出され輸出している。市街ではセメント、ラム酒(Borgoe)、ビール(Parbo)を製造している。カリブ海で獲れるエビはスリナム港で加工され、欧州・日本に輸出している。 パラマリボは1630年にイギリス人によって植民された。1650年にパラマリボは新しいイギリスの植民地の首都になる。しかし、英蘭戦争の結果、1667年にオランダは米国のニーウアムステルダム(現在のニューヨーク)をイギリスに譲り、スリナムを領有した。市民は主にインド系、クレオール系、マルーン系、インドネシア系などである。 パラマリボにはオランダの名残で、旧総督府、大聖堂(南米一の木造建築)、砦がある。スリナム川沿いの町並みは「パラマリボ市街歴史地区」の名で、2002年、ユネスコの世界遺産に登録された。