パトロールキャップ(Patrol cap)は、アメリカ合衆国で戦闘帽として考案された帽子である。単に野戦帽(Field cap)とも呼ばれる。大まかな形状はケピ帽を踏襲しつつ、野球帽とも似ている。帽自体は柔らかい布で作られ、丸型のひさしはそれよりも硬い布が使われる。天井部分はおおむね平坦である。その形状から、丸天帽子とも呼ばれる。 原型となったM1951野戦帽は、朝鮮戦争の際に全天候対応の戦闘帽として考案され、前線だけではなく戦線後方の駐屯地内でも軽便な作業帽として広く着用された。ヘルメットの下に被ることもできたが、状況に応じてパトロールキャップだけを被ることも多かった。