バルカン列車(ドイツ語: Balkanzug : バルカンツーク)は第一次世界大戦中の1916年から1918年にかけてドイツ帝国とバルカン半島の間で運行されていた列車である。大戦によって運休となっていたオリエント急行に取って代わるべく創設された列車であり、ベルリンまたはシュトラスブルク(現フランス領ストラスブール)、ミュンヘンなどとコンスタンティノープル(イスタンブール)を、中央同盟国とその占領地域のみを通って結んでいた。 「バルカン急行」と表記されることもあるが、第二次世界大戦後に存在したバルカン急行(Balkan Express)と直接の関係はない。