バリー・M・トロスト(Barry M. Trost、1941年7月13日 - )は、アメリカ合衆国の化学者。スタンフォード大学教授。 フィラデルフィア出身。ペンシルベニア大学で学んだ後、マサチューセッツ工科大学に移りエノラートに関する研究でPh.D.を取得、1965年にウィスコンシン大学教授となる。1987年からスタンフォード大学教授。 トロストの不斉アリル位アルキル化反応(AAA反応)、辻・トロスト反応、トロスト配位子などに名を残している。また、化学反応の効率性・環境親和性などを評価するアトムエコノミーの概念を提唱、主導している。