ニコラス・マドゥロ・モロス(別表記:マドゥーロ、スペイン語: Nicolás Maduro Moros、1962年11月23日 - )は、ベネズエラの政治家。2013年から同国大統領(第54代)。ただし、2019年1月11日以降の2期目については、後述の通り前年の大統領選挙に不正があったとしてベネズエラ議会や欧米諸国など一部の国から選挙結果を認められておらず、フアン・グアイド国会議長が暫定大統領として認められているがグアイドは実質的な大統領としての権限は持ってない。第22代共和国副大統領、ベネズエラ統一社会党書記長。ウゴ・チャベス政権下の閣僚として頭角を現し、「チャベス側近の中で最も有能な行政官」と評される。 2013年のチャベス死去後に暫定大統領へ就任し、同年4月14日の大統領選挙にチャベス政権の継承を掲げて正式に後任の大統領に選出された。野党が影響力を持つ議会との敵対を通じて独裁的な傾向を深め、2018年の制憲議会選挙で統一社会党による一党制を確立した為、一部の国を除く国際社会からは「独裁者」とみなされている。