ドア郡(ドアぐん、Door County)は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州北東端に位置する郡。五大湖の1つ、ミシガン湖に突き出るドア半島のほぼ全域を郡域とする。人口は27,785人(2010年国勢調査)。郡庁所在地および郡の最大都市は(人口9,144人)である。ドア郡は夏の観光地・避暑地となっており、特にウィスコンシン州内他地域やイリノイ州、ミネソタ州の住民が多く訪れる。 郡名はドア半島と、その北東に浮かぶとの間の海峡に因んでいる。この海峡は狭く、またドア半島とアッパー半島に挟まれた狭いグリーン湾がミシガン湖本体に合流する水域であることから潮流が複雑で、この地に古くから住んでいたネイティブ・アメリカン、および18世紀のフランス人探検家の両方にとって、危険な水域として知られていた。そのため、この海峡はフランス人探検家からPorte des Morts(死の扉)と呼ばれるようになり、そこから郡の名がドア郡とつけられた。