トーリック多様体(とーりっくたようたい、英toric variety)とは、文字本来の定義では「トーラスという代数多様体がぎっしりと詰まった特殊な代数多様体」のこと。そのため、トーラス埋め込み(torus embedding)とも呼ばれた。代数幾何学で論じられるトーリック多様体は、有理多面錐(cone)の集まりである扇(fan)によって記述ができる。