デトロイト(Detroit)は、アメリカ合衆国のトラック用ディーゼルエンジン製造メーカーである。現在は傘下企業であるダイムラー・トラックス・ノース・アメリカのグループ企業となる。以前の社名はデトロイト・ディーゼル・コーポレーションであった。 1938年の創業以来5億基以上のエンジンを製造し、世界各地で一億基が稼働している。デトロイトが製造するディーゼルエンジンのほかに車軸、トランスミッション、電装部品などの製品がある。製造された各種自動車部品はダイムラー・トラックス・ノース・アメリカグループであるフレイトライナーやウェスタン・スター・トラックス、などの車両製造メーカーで使用されている。ダイムラーに買収される以前は、幹線道路向け車両以外の不整地向けや特殊車両向けとなるエンジン製造も行っており、ダイムラー傘下に入り幹線道路向けを残し、全てMTUフリードリヒスハーフェンに対し売却され、2014年にロールス・ロイスに買収されている。 変速機部門であるアリソン・トランスミッションは2007年、オネックスとカーライル・グループ出資の合弁企業により買収されグループを離れ資本が独立した。