デジタル・フォレンジック(英語: Digital forensics)は、法科学(フォレンジック・サイエンス)の一分野で、主にコンピュータ犯罪に関連して、デジタルデバイスに記録された情報の回収と分析調査などを行うことを指す。コンピューター犯罪以外の犯罪捜査や違法行為の調査、法執行機関ではない民間企業が不正調査のため消去データの復元を試みる場合などを指しても使われる。 デジタル・フォレンジックという用語は、元々は「コンピュータ・フォレンジクス」の同義語として用いられていたが、 全てのデジタルデバイスをカバーするため範囲が広げられた。1970年代後半から1980年代初頭のPC革命を発端に、この分野は1990年代の間に漠然としたまま発展し、一定の政策としてまとまってきたのは21世紀初頭になってからである。