デイシュ(Däišü、? - 大徳9年12月18日(1306年1月3日))は、元の成宗テムルの長男で、モンゴル帝国の皇族である。『元史』での漢字表記は徳寿、『集史』でのペルシア語表記はTāshī Ṭāīshīتاشی طایشی。テムルより皇太子(ペルシア語-アラビア語ではvilāyat-ʿahd、「統治の代理者」の意)に任ぜられていたが、テムルより早世したためカーン位を継ぐことはなかった。