テセル島沖海戦 (Battle off Texel) は、第一次世界大戦中にオランダのテセル島沖で生起した海戦であり、日常的な哨戒任務中であった軽巡洋艦1隻と駆逐艦4隻からなるイギリス艦隊が、イギリス沿岸へ機雷敷設に向かう途中であったドイツ第7半隊の水雷艇と交戦した。イギリス軍はドイツの水雷艇を攻撃し4隻すべてを沈めた。劣勢なドイツ軍は逃走を試みた後、イギリス軍との絶望的な戦いをした。 海戦はドイツ軍の全滅で終わり、テムズ川河口のような交通量の多い航路への機雷敷設は阻止された。イギリス軍の損害は人員、艦艇共に軽微であった。この海戦での損害は部隊の有用性に対するドイツ軍指揮官達の信頼を大きく揺るがし、北海の残りの水雷艇部隊に戦術や配置に大きな影響を与えた。