「チリの地震」(独:Das Erdbeben in Chili)は、クライストの短編小説。1807年、コッタ書店の『教養人のためのモルゲンブラット』紙に「イェローニモとヨゼーフェ 1647年のチリの地震からの一情景」の題で初出、その後改題と校正のうえで1810年に『小説集』第一巻に収録された。初出の表題どおり、1647年に実際にチリで起こりサンティアゴの都市を崩壊させた大地震を素材にしている。