チェウリン(Ceawlin, CeaulinまたはCaelinとも、? - 593年)は、ゲウィセと呼ばれたサクソン人の一派、西サクソン人の長であり、後世イングランド西南部を治めたウェセックス王国の王として列せられた人物である。このチェウリンのもとで西サクソン族は躍進したとされる。 系譜ではイングランドに上陸した最初の西サクソン人たちの首長チェルディッチの孫にしてキュンリッチの息子とされている。チェウリンの時代に長らくブリトン人と拮抗していた西サクソン人勢力は大攻勢に転じ、チェウリンが没する頃には南イングランドでブリトン人が抵抗する地域は数えるほどしかなくなっていた。