チウン(チヴン)(ロシア語: тиун (тивун) 、ウクライナ語: тіун、ベラルーシ語: цівун、リトアニア語: tijūnas)とは、中世ルーシのクニャージ(公)やボヤーレ(貴族)に従事した、管理業に関わる役職の総称である。12世紀頃にはキエフ大公国に登場しており、17世紀までのリトアニア大公国や中世ロシア政権(モスクワ大公国・ロシア・ツァーリ国)の役職名として存在した。チウンという名称は、古代北ゲルマン語の召使い(thjonn)に由来し、ヴァリャーグと共にルーシの地にもたらされた。