ダーサ(サンスクリット語 दास)は、歴史的には最初に、古代インドの宗教文献『リグ・ヴェーダ』に登場する名称で、同じくインド北西部に居住していたアーリア人の敵部族を指すと考えられる。また、時代が下って「不自由民」という意味を帯び、ヴェーダ的社会の中において、神に仕える特定の集団を指す。さらにそれ以降現代に至るまで、インド人の人名の一種として用いられている名称である。