本項ではダゲスタンの歴史(ダゲスタンのれきし)について述べる。北コーカサス東部にあるダゲスタン(カフカス・アルバニア)は歴史的にいくつかの公国で構成された。南のイスラム教国と北の正教会国家が覇権を争う場所としての役割が19世紀初まで長く続き、特にペルシア(現イランにあたる地域の国家)とロシア帝国の間の紛争が最も重要であった。 「ダゲスタン」という名前は歴史上東コーカサスを指した。この地域は1860年にロシア帝国に併合され、に改名された。その後、テレク州東部も含めて1921年にダゲスタン自治ソビエト社会主義共和国が成立、1991年に自治権のより強い、ロシア連邦の構成主体であるダゲスタン共和国に変わって現代にいたる。