タンピコ (Tampico) は、メキシコ合衆国タマウリパス州の基礎自治体である。メキシコ湾に面するメキシコの主要な港湾都市の一つである。人口は約31万人であり、タマウリパス州では4番目である。周辺都市を含めたタンピコ都市圏の人口は約92万人である。 メキシコの石油産業の中心地である。タンピコ港はメキシコ最大の石油の輸出港であり、銀、銅、木材、ウール、麻、その他農産物の主要な輸出港である。なお、海上コンテナの取扱量は近くのアルタミラ港(タマウリパス州)の方が多い。 タンピコの名前の由来はワステカ語(マヤ語族の一つ)で「カワウソの場所」を意味する tam-piko であるとされている。かつてタンピコ周辺の川と潟には大量のカワウソが生息していた。 カニが名産であり、カニの身(又はカニカマ)とチリパウダーを入れたタルタルソースであるタンピコソースの語源である。