タラーリ(イタリア語: taralli)は、イタリアの南部、特にカンパニア州とプッリャ州の伝統的な固焼きパンである。イタリア北部でも提供されるようになってきている。オリーブオイルと白ワインを生地に練り込んだ塩味のドーナッツ状のビスケットであり、発酵させないので気泡は少なく、サクッとした歯ごたえがあるのが特徴。日本語のカタカナ表記としてはタラッリも用いられる。 指小形でタラリーニやタラッリーニ(tarallini)とも呼ぶ。いずれもイタリア語の複数形からの呼び名から来ており、一個の場合は tarallo/tarallino である。 名前はギリシャ語の「トロス」(Toros、円環状)に由来すると思われる。  カンパニア州では、主に小麦粉、ラード、酵母、アーモンド、塩、胡椒から作られる。 プッリャ州のものはやや小さく、ラードとアーモンドの代わりに、ピーナッツオイルとオリーブオイル、白ワインが用いられる。他に、フェンネルの種子や唐辛子、日干しトマトを加えて味付けしたものもある。 袋詰めされてスーパーマーケットや土産物店で売られている他、レストランのアンティパスト(おつまみ、前菜)としても供される。ナポリでは昔から行商されており、鉱泉水やビール、ワインを飲みながら食べる。南イタリア、ナポリでは塩味のタラーリとビールやワインとの相性は抜群と考えられている。

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  • タラーリ(イタリア語: taralli)は、イタリアの南部、特にカンパニア州とプッリャ州の伝統的な固焼きパンである。イタリア北部でも提供されるようになってきている。オリーブオイルと白ワインを生地に練り込んだ塩味のドーナッツ状のビスケットであり、発酵させないので気泡は少なく、サクッとした歯ごたえがあるのが特徴。日本語のカタカナ表記としてはタラッリも用いられる。 指小形でタラリーニやタラッリーニ(tarallini)とも呼ぶ。いずれもイタリア語の複数形からの呼び名から来ており、一個の場合は tarallo/tarallino である。 名前はギリシャ語の「トロス」(Toros、円環状)に由来すると思われる。  カンパニア州では、主に小麦粉、ラード、酵母、アーモンド、塩、胡椒から作られる。 プッリャ州のものはやや小さく、ラードとアーモンドの代わりに、ピーナッツオイルとオリーブオイル、白ワインが用いられる。他に、フェンネルの種子や唐辛子、日干しトマトを加えて味付けしたものもある。 袋詰めされてスーパーマーケットや土産物店で売られている他、レストランのアンティパスト(おつまみ、前菜)としても供される。ナポリでは昔から行商されており、鉱泉水やビール、ワインを飲みながら食べる。南イタリア、ナポリでは塩味のタラーリとビールやワインとの相性は抜群と考えられている。 (ja)
  • タラーリ(イタリア語: taralli)は、イタリアの南部、特にカンパニア州とプッリャ州の伝統的な固焼きパンである。イタリア北部でも提供されるようになってきている。オリーブオイルと白ワインを生地に練り込んだ塩味のドーナッツ状のビスケットであり、発酵させないので気泡は少なく、サクッとした歯ごたえがあるのが特徴。日本語のカタカナ表記としてはタラッリも用いられる。 指小形でタラリーニやタラッリーニ(tarallini)とも呼ぶ。いずれもイタリア語の複数形からの呼び名から来ており、一個の場合は tarallo/tarallino である。 名前はギリシャ語の「トロス」(Toros、円環状)に由来すると思われる。  カンパニア州では、主に小麦粉、ラード、酵母、アーモンド、塩、胡椒から作られる。 プッリャ州のものはやや小さく、ラードとアーモンドの代わりに、ピーナッツオイルとオリーブオイル、白ワインが用いられる。他に、フェンネルの種子や唐辛子、日干しトマトを加えて味付けしたものもある。 袋詰めされてスーパーマーケットや土産物店で売られている他、レストランのアンティパスト(おつまみ、前菜)としても供される。ナポリでは昔から行商されており、鉱泉水やビール、ワインを飲みながら食べる。南イタリア、ナポリでは塩味のタラーリとビールやワインとの相性は抜群と考えられている。 (ja)
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  • タラーリ(イタリア語: taralli)は、イタリアの南部、特にカンパニア州とプッリャ州の伝統的な固焼きパンである。イタリア北部でも提供されるようになってきている。オリーブオイルと白ワインを生地に練り込んだ塩味のドーナッツ状のビスケットであり、発酵させないので気泡は少なく、サクッとした歯ごたえがあるのが特徴。日本語のカタカナ表記としてはタラッリも用いられる。 指小形でタラリーニやタラッリーニ(tarallini)とも呼ぶ。いずれもイタリア語の複数形からの呼び名から来ており、一個の場合は tarallo/tarallino である。 名前はギリシャ語の「トロス」(Toros、円環状)に由来すると思われる。  カンパニア州では、主に小麦粉、ラード、酵母、アーモンド、塩、胡椒から作られる。 プッリャ州のものはやや小さく、ラードとアーモンドの代わりに、ピーナッツオイルとオリーブオイル、白ワインが用いられる。他に、フェンネルの種子や唐辛子、日干しトマトを加えて味付けしたものもある。 袋詰めされてスーパーマーケットや土産物店で売られている他、レストランのアンティパスト(おつまみ、前菜)としても供される。ナポリでは昔から行商されており、鉱泉水やビール、ワインを飲みながら食べる。南イタリア、ナポリでは塩味のタラーリとビールやワインとの相性は抜群と考えられている。 (ja)
  • タラーリ(イタリア語: taralli)は、イタリアの南部、特にカンパニア州とプッリャ州の伝統的な固焼きパンである。イタリア北部でも提供されるようになってきている。オリーブオイルと白ワインを生地に練り込んだ塩味のドーナッツ状のビスケットであり、発酵させないので気泡は少なく、サクッとした歯ごたえがあるのが特徴。日本語のカタカナ表記としてはタラッリも用いられる。 指小形でタラリーニやタラッリーニ(tarallini)とも呼ぶ。いずれもイタリア語の複数形からの呼び名から来ており、一個の場合は tarallo/tarallino である。 名前はギリシャ語の「トロス」(Toros、円環状)に由来すると思われる。  カンパニア州では、主に小麦粉、ラード、酵母、アーモンド、塩、胡椒から作られる。 プッリャ州のものはやや小さく、ラードとアーモンドの代わりに、ピーナッツオイルとオリーブオイル、白ワインが用いられる。他に、フェンネルの種子や唐辛子、日干しトマトを加えて味付けしたものもある。 袋詰めされてスーパーマーケットや土産物店で売られている他、レストランのアンティパスト(おつまみ、前菜)としても供される。ナポリでは昔から行商されており、鉱泉水やビール、ワインを飲みながら食べる。南イタリア、ナポリでは塩味のタラーリとビールやワインとの相性は抜群と考えられている。 (ja)
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  • タラーリ (ja)
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