タイレリア(Theileria)はアピコンプレックス門に所属し、マダニ類によって媒介され哺乳動物の血球に寄生する原生生物である。特に熱帯において家畜に対する致死的な病原体として警戒されているが、日本の放牧牛の間で蔓延している小型ピロプラズマ症の病原体も含まれている。名は南アフリカの獣医学者への献名である。