ゾンビゲームとは、ゾンビが登場することを特色としているコンピュータゲームのジャンルの一つ。このジャンルに含まれるゲームには、例えばジョージ・A・ロメロのリビングデッドシリーズのようなホラー映画やB級映画、文学作品に見られる人喰いゾンビに影響を受けた怪物が登場する。これらの映画に影響を受けた初期型のゾンビのほか、ダニー・ボイルの『28日後...』に登場する感染者のような、感染による変異体も含む。ゾンビの描写はゲームによって異なる。 ゾンビはコンピュータゲームにおいて一般的な敵として登場するが、初めてゾンビに焦点を当てたゲームは1984年にヨーロッパで発売された『』(ZX Spectrum)だと言われている。その後、1996年に発売されたサバイバルホラーゲーム『バイオハザード』によって一般的になり、1997年に発売されたガンシューティングゲーム『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』の発売も相まってゾンビゲームが世界的に大流行した。『バイオハザード』は単独で275万本の売上を記録して主要なホラーのフランチャイズとなり、小説化や映画化にまで至った。