ソーマチン(Thaumatin、タウマチンとも)は、低カロリーの甘味料である。このタンパク質は、甘味料の他にフレイバー改良剤としても用いられる。 ソーマチンは、西アフリカのクズウコン科の植物・(Thaumatococcus daniellii)の果実から単離されたタンパク質の混合物として最初に発見された。ソーマチン系甘味料のタンパク質は、砂糖よりも約2000倍甘い。また非常に甘いものの、ソーマチンの味は砂糖とはかなり異なる。ソーマチンの甘さは非常にゆっくりと現れ、大量に摂取した時にはリコリス様の後味を残して、感覚は長く続く。ソーマチンは非常に水に溶けやすく、熱や酸性環境に安定である。