セント・ジョージ岬沖海戦は、1943年(昭和18年)11月24日から25日にかけて行われた太平洋戦争(大東亜戦争)中の海戦。日本軍のブカ島への輸送部隊(駆逐艦5隻、第31駆逐隊司令香川清登大佐)とアメリカ艦隊(フレッチャー級駆逐艦5隻、指揮官アーレイ・バーク大佐)がブカ島西方、ニューアイルランド島セント・ジョージ岬東方海上で交戦し、日本側の駆逐艦3隻が沈没した。セント・ジョージ岬沖海戦はアメリカ側の呼称であり、この海戦の日本側名称は存在せず、若しくはブカ島沖夜戦やブカ輸送における夜戦とされる。 ソロモン諸島の戦いおよびソロモン、ビスマルク諸島水域における最後の海戦であるが、最後の水上戦闘ではない。このことも含め、ラバウルを基点とする、鼠輸送など駆逐艦による行動の終末などについても簡単に述べる。