セントラルヒーティングとは、一箇所に給湯器熱源装置(ボイラーなど)を設置して、熱を暖房が必要な各部へ送り届ける暖房方式。全館集中暖房、中央暖房ともいう。 日本においては石油(重油)ボイラーが主として用いられてきたが、建物の種類や規模(民家など)によっては、ガスボイラーも使われている。これらのボイラー熱で湯を沸かし、循環ポンプにより各部屋へ循環させる。各部屋にはラジエーターと呼ばれる放熱器が設置される。 各部屋に設置されるラジエータは、一般的なストーブほど高温にはならないため、火傷や火災の危険が少なく、ラジエータ自体からは燃焼ガスの発散が全くないので、安全性に優れる。一方、設置時に大掛かりな工事が必要となり、初期費用がかさむことが多い。