スラヴァ級ミサイル巡洋艦(スラヴァきゅうミサイルじゅんようかん)は、ソ連・ロシア連邦・ウクライナのミサイル巡洋艦の艦級。なおこれはネームシップの当初の艦名に由来しており、同艦がソ連崩壊後「モスクワ」に改名された後も踏襲されている。なおスラヴァ(ロシア語: Слава)は栄光という意味である。 西側諸国でもこの艦級名で呼ぶことが多いが、1番艦の名称が判明するまでは北大西洋条約機構 (NATO) では「クラシナ級」のNATOコードネームで呼んでいた。ソ連海軍での正式名は1164型ミサイル巡洋艦(ロシア語: Ракетный крейсер проекта 1164)、計画名は「アトラーント」(露: «Атлант»、アトラースの意)であった。 それまで対潜戦闘を重視していたソ連海軍にとって58型(キンダ型)および1134型(クレスタI型)以来久しぶりとなる対水上艦戦闘重視のミサイル巡洋艦であり、より大型の1144.1型ミサイル巡洋艦(キーロフ級)とともに、その強力な防空力・打撃力によって、仮想敵の空母機動部隊への対抗兵力の一翼を担うよう構想されていた。

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  • スラヴァ級ミサイル巡洋艦(スラヴァきゅうミサイルじゅんようかん)は、ソ連・ロシア連邦・ウクライナのミサイル巡洋艦の艦級。なおこれはネームシップの当初の艦名に由来しており、同艦がソ連崩壊後「モスクワ」に改名された後も踏襲されている。なおスラヴァ(ロシア語: Слава)は栄光という意味である。 西側諸国でもこの艦級名で呼ぶことが多いが、1番艦の名称が判明するまでは北大西洋条約機構 (NATO) では「クラシナ級」のNATOコードネームで呼んでいた。ソ連海軍での正式名は1164型ミサイル巡洋艦(ロシア語: Ракетный крейсер проекта 1164)、計画名は「アトラーント」(露: «Атлант»、アトラースの意)であった。 それまで対潜戦闘を重視していたソ連海軍にとって58型(キンダ型)および1134型(クレスタI型)以来久しぶりとなる対水上艦戦闘重視のミサイル巡洋艦であり、より大型の1144.1型ミサイル巡洋艦(キーロフ級)とともに、その強力な防空力・打撃力によって、仮想敵の空母機動部隊への対抗兵力の一翼を担うよう構想されていた。 その優れた性能から就役した3隻は進水してから30年以上経った現在も活動を続けており、北方艦隊とカスピ小艦隊を除くロシア海軍の各艦隊で旗艦を務めていた。2022年現在、2番艦マーシャル・ウスチーノフは北方艦隊所属、3番艦ヴァリャークは太平洋艦隊旗艦を務めている。1番艦モスクワは黒海艦隊旗艦を務めていたが2022年に沈没、喪失している。 (ja)
  • スラヴァ級ミサイル巡洋艦(スラヴァきゅうミサイルじゅんようかん)は、ソ連・ロシア連邦・ウクライナのミサイル巡洋艦の艦級。なおこれはネームシップの当初の艦名に由来しており、同艦がソ連崩壊後「モスクワ」に改名された後も踏襲されている。なおスラヴァ(ロシア語: Слава)は栄光という意味である。 西側諸国でもこの艦級名で呼ぶことが多いが、1番艦の名称が判明するまでは北大西洋条約機構 (NATO) では「クラシナ級」のNATOコードネームで呼んでいた。ソ連海軍での正式名は1164型ミサイル巡洋艦(ロシア語: Ракетный крейсер проекта 1164)、計画名は「アトラーント」(露: «Атлант»、アトラースの意)であった。 それまで対潜戦闘を重視していたソ連海軍にとって58型(キンダ型)および1134型(クレスタI型)以来久しぶりとなる対水上艦戦闘重視のミサイル巡洋艦であり、より大型の1144.1型ミサイル巡洋艦(キーロフ級)とともに、その強力な防空力・打撃力によって、仮想敵の空母機動部隊への対抗兵力の一翼を担うよう構想されていた。 その優れた性能から就役した3隻は進水してから30年以上経った現在も活動を続けており、北方艦隊とカスピ小艦隊を除くロシア海軍の各艦隊で旗艦を務めていた。2022年現在、2番艦マーシャル・ウスチーノフは北方艦隊所属、3番艦ヴァリャークは太平洋艦隊旗艦を務めている。1番艦モスクワは黒海艦隊旗艦を務めていたが2022年に沈没、喪失している。 (ja)
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  • スラヴァ級ミサイル巡洋艦(スラヴァきゅうミサイルじゅんようかん)は、ソ連・ロシア連邦・ウクライナのミサイル巡洋艦の艦級。なおこれはネームシップの当初の艦名に由来しており、同艦がソ連崩壊後「モスクワ」に改名された後も踏襲されている。なおスラヴァ(ロシア語: Слава)は栄光という意味である。 西側諸国でもこの艦級名で呼ぶことが多いが、1番艦の名称が判明するまでは北大西洋条約機構 (NATO) では「クラシナ級」のNATOコードネームで呼んでいた。ソ連海軍での正式名は1164型ミサイル巡洋艦(ロシア語: Ракетный крейсер проекта 1164)、計画名は「アトラーント」(露: «Атлант»、アトラースの意)であった。 それまで対潜戦闘を重視していたソ連海軍にとって58型(キンダ型)および1134型(クレスタI型)以来久しぶりとなる対水上艦戦闘重視のミサイル巡洋艦であり、より大型の1144.1型ミサイル巡洋艦(キーロフ級)とともに、その強力な防空力・打撃力によって、仮想敵の空母機動部隊への対抗兵力の一翼を担うよう構想されていた。 (ja)
  • スラヴァ級ミサイル巡洋艦(スラヴァきゅうミサイルじゅんようかん)は、ソ連・ロシア連邦・ウクライナのミサイル巡洋艦の艦級。なおこれはネームシップの当初の艦名に由来しており、同艦がソ連崩壊後「モスクワ」に改名された後も踏襲されている。なおスラヴァ(ロシア語: Слава)は栄光という意味である。 西側諸国でもこの艦級名で呼ぶことが多いが、1番艦の名称が判明するまでは北大西洋条約機構 (NATO) では「クラシナ級」のNATOコードネームで呼んでいた。ソ連海軍での正式名は1164型ミサイル巡洋艦(ロシア語: Ракетный крейсер проекта 1164)、計画名は「アトラーント」(露: «Атлант»、アトラースの意)であった。 それまで対潜戦闘を重視していたソ連海軍にとって58型(キンダ型)および1134型(クレスタI型)以来久しぶりとなる対水上艦戦闘重視のミサイル巡洋艦であり、より大型の1144.1型ミサイル巡洋艦(キーロフ級)とともに、その強力な防空力・打撃力によって、仮想敵の空母機動部隊への対抗兵力の一翼を担うよう構想されていた。 (ja)
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  • スラヴァ級ミサイル巡洋艦 (ja)
  • スラヴァ級ミサイル巡洋艦 (ja)
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