スティックニー(Stickney)は火星の衛星であるフォボス最大のクレーターである。直径は約9kmであり、フォボスが直径約22kmであるため、地面の大部分をスティックニーが占めている。火星からならフォボスは太陽面通過が容易に観測できるほど大きいため、スティックニーは肉眼で見ることが出来る。クレーターの壁には線状の肌理があり、地すべりにより起こったと思われている。