スサビノリ (尻沢辺海苔、尻澤邊海苔) (学名:Neopyropia yezoensis) は、紅藻のウシケノリ綱に属するアマノリ類 (狭義の海苔) の1種である。食用・養殖の対象として最も広く用いられている海藻であり、日本で養殖されるアマノリ類の大部分はスサビノリ (さらにその品種であるナラワスサビノリ) であるとされる。 以前はポルフィラ属に分類されていたが (Porphyra yezoensis)、2011年にピロピア属に移され (Pyropia yezoensis)、さらに2020年に新属ネオピロピア属に移すことが提唱されている (Neopyropia yezoensis)。またこれに伴って、和名としての「アマノリ属」に対応する学名も変更されている (Porphyra → Pyropia → Neopyropia)。本種は、系統的にはアサクサノリに近縁である。