スグナク(カザフ語: Syğanaq / Сығанақ、ウズベク語: Sigʻnoq / Сиғноқ、ペルシア語: سیغناق)は、中央アジア(現在のカザフスタンのクズロルダ州)にかつて存在した都市。14世紀から15世紀にかけてオルダ・ウルス=青帳ハン国の首都であったが、カザフ・ハン国の成立後に衰退した。青帳ハン国にとっては政治・経済・宗教の中心地であり、最盛期のスグナクは「キプチャク草原の港(Bsndar-i Dasht-i Qibchāq)」あるいは「キプチャク草原の王者たちの首都」とも呼ばれていた。 スグナクの綴り・読みは時期・地域によって様々であり、現代カザフ語では「サガナク(Сығанақ)」、アラビア文字表記に基づく発音では「スィーグナーク(sīghnāq)」、「スグナーク(sughnāq)」とも表記される。