ジャヤーヴァルマン7世(クメール語: ជ័យវរ្ម័នទី៧、1125年 - 1218年?/1220年?)は、クメール王朝の国王(在位:1181年 - 1218年/1220年)。クメール王朝初の仏教徒の国王であり、仏法で国を統治する転輪聖王となることを志して、戦乱で荒廃した国の復興を目標としていた。 彼が行った慈善事業は高く評価され、また数々の軍事遠征を実施する好戦的な性格も持ち合わせていた。碑文においては軍人、政治家としての能力、人格を称賛されている。彼の在位中に王国の版図はチャイヤー、ビルマ、南シナ海沿岸部、ラオス中央に拡大した。 アンコール・トム北のクメル・ロメアス遺跡のほか、タイのピマーイ遺跡とスコータイ遺跡でジャヤーヴァルマン7世を模した彫像が発見されている。