ジャディード運動(ロシア語: Джадидизм)は、19世紀末から20世紀初頭にかけての、ロシア帝国および中央アジアにおける改革派ムスリム知識人による改革運動を指す。 運動の呼称である「ジャディード(jadīd)」は、アラビア語で「新しい」を意味し、改革派知識人が普及に努めた近代的教育方式「ウスーリ・ジャディード(usūl-i jadīd、新方式の意)」に由来する。なお「ジャディード」は、しばしば、彼ら改革派を指す呼称としても用いられるが、呼称自体は後世の学術的観点によるものであり、当時の改革派知識人自身は、「改革主義者(Taraqqiparvarlar)」、「青年(Yäşlär)」と自称したとされる。