ジシアンジアミド(Dicyandiamide,cyanoguanidine)とは(別名:DICY ダイサイ)とは示性式H2N-CNH-NH-CNで表されるシアナミドである。無色斜方状晶または板状晶であり、融点以上に加熱するとアンモニアを発生してメラミン,などを生じる。シアナミド誘導体、例えばグアニジン,ジシアンジアミジン,,メラミンなどの製造にかつて使われた。単独でも農薬として使われることがある。エポキシ樹脂の硬化剤として使用されることがあるが、単独では硬化温度が180℃以上と高く、硬化時の発熱も大きいためイミダゾールアダクト等三級アミンを触媒として併用される。 この場合シェルフライフが室温で3ヶ月以上となり一液性エポキシ(接着剤)として充分な保存条件を満たす。一般的にエポキシ樹脂100に対して約12が化学等量であるが反応後の三級アミンが触媒となり3~12の配合比率であっても実用上充分な機能を持つ。 * 分子量:84.1 * IUPAC名:1-cyanoguanidine * CAS:461-58-5 * 融点:207~209℃ * 密度1.40 水に可溶エタノール,アセトンに微溶エーテル,ベンゼンに難溶

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  • ジシアンジアミド(Dicyandiamide,cyanoguanidine)とは(別名:DICY ダイサイ)とは示性式H2N-CNH-NH-CNで表されるシアナミドである。無色斜方状晶または板状晶であり、融点以上に加熱するとアンモニアを発生してメラミン,などを生じる。シアナミド誘導体、例えばグアニジン,ジシアンジアミジン,,メラミンなどの製造にかつて使われた。単独でも農薬として使われることがある。エポキシ樹脂の硬化剤として使用されることがあるが、単独では硬化温度が180℃以上と高く、硬化時の発熱も大きいためイミダゾールアダクト等三級アミンを触媒として併用される。 この場合シェルフライフが室温で3ヶ月以上となり一液性エポキシ(接着剤)として充分な保存条件を満たす。一般的にエポキシ樹脂100に対して約12が化学等量であるが反応後の三級アミンが触媒となり3~12の配合比率であっても実用上充分な機能を持つ。 * 分子量:84.1 * IUPAC名:1-cyanoguanidine * CAS:461-58-5 * 融点:207~209℃ * 密度1.40 水に可溶エタノール,アセトンに微溶エーテル,ベンゼンに難溶 (ja)
  • ジシアンジアミド(Dicyandiamide,cyanoguanidine)とは(別名:DICY ダイサイ)とは示性式H2N-CNH-NH-CNで表されるシアナミドである。無色斜方状晶または板状晶であり、融点以上に加熱するとアンモニアを発生してメラミン,などを生じる。シアナミド誘導体、例えばグアニジン,ジシアンジアミジン,,メラミンなどの製造にかつて使われた。単独でも農薬として使われることがある。エポキシ樹脂の硬化剤として使用されることがあるが、単独では硬化温度が180℃以上と高く、硬化時の発熱も大きいためイミダゾールアダクト等三級アミンを触媒として併用される。 この場合シェルフライフが室温で3ヶ月以上となり一液性エポキシ(接着剤)として充分な保存条件を満たす。一般的にエポキシ樹脂100に対して約12が化学等量であるが反応後の三級アミンが触媒となり3~12の配合比率であっても実用上充分な機能を持つ。 * 分子量:84.1 * IUPAC名:1-cyanoguanidine * CAS:461-58-5 * 融点:207~209℃ * 密度1.40 水に可溶エタノール,アセトンに微溶エーテル,ベンゼンに難溶 (ja)
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  • ジシアンジアミド(Dicyandiamide,cyanoguanidine)とは(別名:DICY ダイサイ)とは示性式H2N-CNH-NH-CNで表されるシアナミドである。無色斜方状晶または板状晶であり、融点以上に加熱するとアンモニアを発生してメラミン,などを生じる。シアナミド誘導体、例えばグアニジン,ジシアンジアミジン,,メラミンなどの製造にかつて使われた。単独でも農薬として使われることがある。エポキシ樹脂の硬化剤として使用されることがあるが、単独では硬化温度が180℃以上と高く、硬化時の発熱も大きいためイミダゾールアダクト等三級アミンを触媒として併用される。 この場合シェルフライフが室温で3ヶ月以上となり一液性エポキシ(接着剤)として充分な保存条件を満たす。一般的にエポキシ樹脂100に対して約12が化学等量であるが反応後の三級アミンが触媒となり3~12の配合比率であっても実用上充分な機能を持つ。 * 分子量:84.1 * IUPAC名:1-cyanoguanidine * CAS:461-58-5 * 融点:207~209℃ * 密度1.40 水に可溶エタノール,アセトンに微溶エーテル,ベンゼンに難溶 (ja)
  • ジシアンジアミド(Dicyandiamide,cyanoguanidine)とは(別名:DICY ダイサイ)とは示性式H2N-CNH-NH-CNで表されるシアナミドである。無色斜方状晶または板状晶であり、融点以上に加熱するとアンモニアを発生してメラミン,などを生じる。シアナミド誘導体、例えばグアニジン,ジシアンジアミジン,,メラミンなどの製造にかつて使われた。単独でも農薬として使われることがある。エポキシ樹脂の硬化剤として使用されることがあるが、単独では硬化温度が180℃以上と高く、硬化時の発熱も大きいためイミダゾールアダクト等三級アミンを触媒として併用される。 この場合シェルフライフが室温で3ヶ月以上となり一液性エポキシ(接着剤)として充分な保存条件を満たす。一般的にエポキシ樹脂100に対して約12が化学等量であるが反応後の三級アミンが触媒となり3~12の配合比率であっても実用上充分な機能を持つ。 * 分子量:84.1 * IUPAC名:1-cyanoguanidine * CAS:461-58-5 * 融点:207~209℃ * 密度1.40 水に可溶エタノール,アセトンに微溶エーテル,ベンゼンに難溶 (ja)
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  • ジシアンジアミド (ja)
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