ジェンネ(Djenné)は、マリ共和国モプティ州の都市で、モプティ市からは130km、首都バマコからは574kmのところにある。ジェンネは遊牧民と定住民の橋渡しとなる都市であり、サハラ交易の要衝となっていた。商業的に結びついているトンブクトゥからは、川伝いに500km離れており、この二つの都市はかつて「双子の姉妹」と称された。なお、「ジェンネ」はで「水の精霊」の意味である。2009年の人口は3万2944人。1988年に世界遺産(文化遺産)登録された。2016年には保護体制の不備のため危機遺産に登録された。登録基準は(ⅲ)と(ⅳ)。