シーボルト台風(シーボルトたいふう)は、グレゴリオ暦の1828年9月17日、(旧暦文政11年8月9日)に日本に襲来し、九州地方や中国地方にかけて大被害をもたらした台風である。襲来した文政11年が戊子に当たることから、子年の大風(ねのとしのおおかぜ)とも呼ばれる。有明海・博多湾などで高潮が発生し、佐賀藩だけで死者が約1万人、九州北部全体で死者約1万9千人に達する被害が出た。