シモーヌ・マチュー(Simone Mathieu, 1908年1月31日 - 1980年1月7日)は、フランス・ヌイイ=シュル=セーヌ出身の女子テニス選手。旧姓「シモン・パスマール」(Simone Passemard)というが、1925年にルネ・マチュー(René Mathieu)と結婚したため、旧姓と併用した「シモン・パスマール・マチュー」(Simone Passemard Mathieu)の名前でテニス文献や優勝記録表に記載されることも多い。主に1930年代に活躍した選手で、第2次世界大戦の開戦直前までフランスの女子テニス界を代表する存在であった。年代的には、1926年に世界最初の「プロテニス選手」になったスザンヌ・ランランの後に続くが、地元の全仏選手権で女子シングルス2勝を挙げる前に(1938年&1939年)準優勝が6度もあり、なかなか運に恵まれなかった選手でもある。